2009年04月27日

ヨガとピラティスの違いって・・・??

ヨガとピラティスの違いって・・・??

キク先生のヨガ&ピラティスコラムicon12

ヨガとピラティスの違いって・・・??

ピラティスというのは、

ドイツで生まれたジョセフ・H・ピラティスさんという方が、

考案したエクササイズ。

幼少のころ、病弱だった彼は、病気に打ち勝ち、

できる限り健康で強くなるための練習を自らに課し、

それを『アート・オブ・コントロロジー』(コントロール学の芸術)

と名付けました。



第一次世界大戦中、負傷兵のサポート役として活躍した彼は、

患者が寝たきりになっている間もエクササイズできるように、

ベッドに仰向いたまま、手足のエクササイズや、

背骨のストレッチ方法などを開発しました。

だから、ピラティスのエクササイズは、

仰向けが多いんですねー。


要するに、リハビリから発展したエクササイズなので、

身体が、より良い日常生活を送れるように、

アプローチしていくエクササイズです。

日常生活における、ちゃんと呼吸する、歩く、階段を昇る、振り返る、

ものを持ち上げる、しゃがむ、背伸びをする・・・

様々な動きを、より快適に行うことのできる

身体を目指すエクササイズ、というのがピラティスなのです。


ヨガとピラティスの違いって・・・??


一方、ヨガと言えば。

皆様ご存じのとおり、歴史は中国3000年より古いです。

古すぎて明確にわからん、というのが本音のようです。

今から約5000年前くらいのインダス文明の遺跡から、

どうも、蓮華座を組んで瞑想をしてるのでは??

という石像が見つかっているらしいですね。




そもそも、我々人間はなぜ、生まれてきたのか。

自分とは、何なのか。

(この答えはヴェーダの最終章、ヴェーダンタが明確にしています)


この答えを自ら悟るため、古のヨギ達は、

日夜座って瞑想していたんでしょうかね・・・



ただ、人間というのは、

そんなに簡単にじっと座っていられるわけではなく、

やれ膝が痛いだの、腰が痛いだの、

もぞもぞ、動いてしまう。

集中ができない。

だからこそ、私たちはアーサナをするのです。

『自分を見つめる』

これこそが、ヨガだと、私は思っています。



ちなみに。

ヨガの八肢則というのがあります。


1.ヤマ(悪いことをするな)

2.ニヤマ(良いことをしよう)

3.アーサナ(体の訓練)

4.プラーナーヤーマ(呼吸、エネルギーのコントロール)

5.プラティヤハーラ(感覚器官のコントロール)

6.ダーラナー(集中)

7.ディヤーナ(瞑想)

8.サマーディ(三昧)


まずは、人間らしい、すっきりした考えのもとに、

身体と呼吸を整えることで、

体内の循環を良くする。

そうすると、5感を伝わって入ってくる、

外からの情報に振り回されすぎ無くなる。

(ぷ~んといい匂いがしてきたから、と言って

 ふら~っと引っ張られなくなる、自分でコントロールできる)

そこで初めて、自分に目を向けることができる。

いつも、私たちは外ばっかり見てますもんね・・・

自分に集中することができたら、

それは瞑想⇒三昧になる。

例えば、『○○三昧な生活』というのは、

それにどっぷり浸ってしまった生活、ということ。

それのことは、何でも分かるし、もう一体化してしまっている。

自分のことが、手に取るようにわかる。

自分が生まれてきた理由、この世で成し遂げなければならないコト、

果たすべき役割、などなど・・・

わかっているようで、わかっていない、

実は見えていなかった、というような自分という存在。

それを少しでも理解しよう、というアプローチが、

ヨガという手段なのです。



このあたりのことは、書き始めると異常に長くなってしまいますので、

皆様ぜひ、BTCで学んでみてください。






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Posted by studio-yoggy at 19:32│Comments(0)YOGA
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